こんにちは、まけしらです。
先日、部下から「課長、また残業ですか?体調大丈夫ですか?」と声をかけられました。上からは売上目標の引き上げを求められ、下からは働き方改革への配慮を求められる。そんな板挟みの日々に、ふと思うんです。「いつまでこの状況が続くんだろう」って。
そんな時、同世代の友人が「配当金で月5万円入るようになったよ」と教えてくれました。彼も中間管理職として苦労していましたが、コツコツと配当金投資を続けていたんです。その話を聞いて、私も本格的に配当金生活について調べ始めました。
今回は、同じような悩みを抱える皆さんと一緒に、現実的な「配当金生活」について考えてみたいと思います。
月10万円の配当金、その現実的な道のりとは?
まず、厳しい現実からお話しします。
月10万円の配当金を得るために必要な投資資金を計算してみました。プライム市場の平均利回りが約2.2%(2024年7月末時点)なので、単純計算で約5,400万円の投資資金が必要になります。
「5,400万円なんて無理だよ…」
最初は私もそう思いました。でも、よく考えてみてください。私たちサラリーマンにとって、一番の資産は「時間」なんです。
総務省の家計調査によると、単身世帯の平均生活費は月16万円強。つまり、配当金だけで生活するのは確かに厳しい。でも、配当金を「副収入」として捉えれば、話は変わってきます。
例えば、月3万円の配当金があれば、年間36万円。これだけでも家族旅行や子どもの教育費、あるいは自分への投資に回せる金額です。そう考えると、急に現実味を帯びてきませんか?
中間管理職だからこそできる、段階的配当金戦略
私が実践している配当金戦略は、段階的なアプローチです。
第1段階:月1万円(投資資金約540万円) まずはここから。ボーナスや昇進に伴う昇給分を少しずつ積み立てていけば、5年程度で到達可能です。
第2段階:月3万円(投資資金約1,620万円) この段階になると、生活にゆとりが生まれます。外食の回数を増やしたり、趣味にお金を使ったりできるようになります。
第3段階:月5万円(投資資金約2,700万円) ここまでくると、住宅ローンの繰り上げ返済や子どもの教育費に充てることができます。
最終段階:月10万円(投資資金約5,400万円) ここが究極の目標。部分的なセミリタイアも視野に入ってきます。
重要なのは、これらを「一気に」達成しようとしないことです。私たち中間管理職は、安定した収入があるからこそ、長期的な視点で投資ができるんです。
銘柄選びで失敗しないための3つのポイント
配当金投資を始めた当初、私は配当利回りの高さだけで銘柄を選んでいました。結果、減配により痛い目にあった経験があります。そこから学んだ銘柄選びのポイントをお伝えします。
ポイント1:企業の本業の強さを見る 配当は企業の利益から支払われます。一時的に利回りが高くても、本業が苦戦していれば継続は困難です。私は決算説明資料を必ずチェックし、3年程度の業績推移を確認しています。
ポイント2:業界・地域の分散を心がける 「卵は一つのカゴに盛るな」という格言通りです。私のポートフォリオは、国内株6割、米国株3割、その他1割程度で構成しています。また、業界も金融、通信、消費財、インフラ系など幅広く分散しています。
ポイント3:配当性向をチェックする 配当性向が80%を超えるような企業は要注意です。業績悪化時に減配のリスクが高くなります。私は配当性向50%前後の企業を中心に選んでいます。
リスク管理こそが配当金生活成功の鍵
投資にリスクは付きものですが、特に注意すべき点があります。
減配・無配リスクへの対策 過去のデータを見ると、リーマンショック時には多くの企業が減配しました。そのため、私は常に「3割減配しても生活に支障がない」水準での投資を心がけています。
米国株の二重課税問題 米国株の配当金には、米国で10%、日本で20.315%の税金がかかります。確定申告で外国税額控除を活用することで、一部回収は可能ですが、手続きが複雑です。米国株の比重は適度に抑えることをおすすめします。
緊急資金の確保 投資資金とは別に、生活費の6か月分程度の緊急資金は必須です。これがあることで、市場が暴落しても慌てて売却する必要がなくなります。
中間管理職の強みを活かした配当金投資
最後に、私たち中間管理職ならではの強みについてお話しします。
まず、安定した収入があること。これにより、市場の短期的な変動に一喜一憂せず、長期投資を継続できます。
次に、企業分析力があること。日々の業務で培った企業を見る目は、銘柄選択に必ず活かせます。
そして、何より「忍耐力」があること。上司と部下の板挟みに耐えてきた私たちなら、投資の含み損にも動じません。
現在、私の配当金収入は月4万円程度まで成長しました。まだ目標の10万円には遠いですが、確実に歩みを進めています。理不尽な要求や成果への重圧に悩む毎日でも、毎月振り込まれる配当金を見ると、「続けてきて良かった」と心から思えるんです。
配当金生活は一朝一夕には実現できませんが、コツコツと積み重ねれば必ず結果はついてきます。同じ中間管理職として苦労している皆さんも、ぜひ一歩踏み出してみませんか?
小さな一歩が、将来の大きな安心につながっていくはずです。
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