「将来のお金、本当に大丈夫かな…」そんな不安を抱えているあなたへ。
老後資金2000万円問題や物価上昇のニュースを見るたび、漠然とした不安を感じていませんか。投資や資産運用に興味はあるけれど、「リスクが怖い」「何から始めればいいかわからない」「損をしたらどうしよう」と一歩を踏み出せずにいる方も多いでしょう。
でも安心してください。正しい知識と適切な方法を知れば、投資初心者でも着実に資産形成を進めることができます。この記事では、資産形成の基本から具体的な始め方まで、わかりやすく解説します。読み終わる頃には「私にもできそう!」と思えるはずです。
なぜ今、資産形成が必要なのか
老後資金の現実を知ろう
まず現実を見てみましょう。現在の年金制度だけでは、老後の生活を十分に支えることが難しくなっています。夫婦世帯で老後30年間に必要な資金は約2000万円とされており、多くの方が不安を感じているのも当然のことです。
でも、これは決して脅しではありません。早めに対策を始めれば、十分に準備できる金額なのです。例えば、25歳から月3万円を年利3%で運用すれば、65歳時には約2300万円になります。これが「複利効果」の力であり、元金だけでなくその利子にも利子が付くことで、運用期間が長くなるほどお金が増える力が強くなります。時間を味方につけることで、無理のない範囲で目標を達成できるのです。
インフレが与える影響とは
さらに注意したいのがインフレ、つまり物価上昇です。お金をただ貯金しているだけでは、実質的な価値は目減りしてしまいます。例えば、年2%のインフレが続けば、今の100万円の価値は20年後には約67万円相当になってしまうのです。
定期預金は預金保険の対象であり元本が保証されているため安全性が高い一方で、投資信託や株式と比べると大きくお金を増やすことは難しいとされています。だからこそ、お金に働いてもらう「投資」が必要になるのです。適切な投資により、インフレに負けない資産成長を目指すことができます。
投資初心者が知っておくべき基本原則
リスクって何?怖くない理解の仕方
投資における「リスク」とは「危険」という意味ではなく、「不確実」という意味です。利益につながるか損失につながるか、どうなるか分からない状況を指し、収益の振れ幅が大きいことを「リスクが高い」と表現します。
運用商品におけるリスクとリターンは正比例の関係にあります。ローリスク・ローリターンの商品では期待収益が小さく、ハイリスク・ハイリターンの商品は期待収益が大きい反面、収益の振れ幅が大きく見通しが立てにくいです。ここで覚えておいていただきたいのは、ローリスク・ハイリターンの商品は存在しないということ。「確実に儲かる」という話があれば、それは詐欺の可能性が高いので注意してください。
余裕資金で始める重要性
投資の鉄則は、仮に失っても生活に影響が出ない「余剰資金」の範囲内で行うことです。投資を始める前に、「資金の余裕」「時間の余裕」「知識」の3つの余裕を確認することが大切です。生活費や使う予定のある資金は投資には向いていません。まずは家計を見直し、月々どの程度を投資に回せるかを確認しましょう。
長期投資の力を味方につける
長期投資には多くのメリットがあります。まず複利効果を活かせること。元金だけでなく、その利子にも利子が付く「複利」の効果を最大限に活かせます。次に日々の値動きに一喜一憂せずに済むこと。短期的な値動きにとらわれず、長期的な視点で投資するため、日々の変動に神経質になる必要がありません。そして売買コストを抑えやすいこと。頻繁な売買が不要なため、売買コストを抑えられます。
長期投資は専門知識やテクニカル分析の経験があまりない投資初心者にも比較的取り組みやすい「投資の基本」とされています。
初心者におすすめの投資方法3選
つみたてNISAで始める投資信託
つみたてNISAは金融庁が認めた長期投資向けの投資信託に投資できる非課税制度です。投資で得た利益(売却益や配当金)が非課税になるのが最大の魅力です。
投資信託とは、複数の投資家から集めた資金を一つにまとめ、専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。自分で銘柄を選ぶ必要がなく、運用は専門家に任せられるので、初心者でも始めやすいのが特徴です。
始め方も簡単で、ネット証券で口座開設し、つみたてNISA口座を開設したら投資信託を選択して積立設定をするだけ。最初に積立設定を完了すれば、長期保有で自動的に買付が行われます。
iDeCoで節税しながら老後資金を準備
iDeCo(個人型確定拠出年金)は私的年金制度の一つで、拠出した掛金と運用益が非課税で積立てられ、原則60歳以降に受け取ることができます。最大のメリットは節税効果で、掛金全額が所得控除の対象となり、所得税や住民税を軽減できます。
iDeCoが向いているのは、安定した収入があり、60歳まで資金を引き出す予定がなく、所得税・住民税を支払っている方です。注意点としては、60歳まで原則引き出せないことと、運用商品は自分で選ぶ必要があることを覚えておきましょう。
高配当株で定期収入を得る
個別株投資の中でも、高配当株は定期的なインカムゲイン(配当収入)が期待できるため、投資初心者には比較的簡単な投資戦略とされています。
ただし、業績不振による減配・無配のリスクがあること、配当性向が高い企業は事業拡大や再投資に資金を回しにくいため株価の急上昇は起こりにくい傾向があることも理解しておきましょう。1社だけでなく複数社に分散し、企業の業績を定期的にチェックすることがリスク管理の基本です。
失敗しないための実践テクニック
分散投資でリスクを抑える
資産をひとつの商品に集中させると大きな損失につながるリスクがあるため、値動きの異なる複数の資産に分散させることで、リスクを抑えながら資産運用を行います。これが「分散投資」の考え方です。
目的とする利回りやリスク許容度に応じて、国内株式、外国株式、債券など、様々な投資商品を組み合わせる必要があります。年代によって許容できるリスクは変わるため、それに合わせて配分の割合を考えることが重要です。
ドル・コスト平均法で購入価格を平準化
ドル・コスト平均法とは、一定の金額を定期的に買い付けていく方法です。価格が高いときは少なく、安いときは多く購入することになるため、購入単価を平均化し、価格変動リスクを平準化するメリットがあります。
この方法のいいところは、投資タイミングに悩む必要がないこと。市場の動きを予測するのは難しいですが、定期的に自動で買い付けを行うことで、高値掴みのリスクを避けることができます。投資信託の積立や純金積立、暗号資産積立などで活用されています。
いくらから始めればいい?
投資信託なら月1000円から始められます。大切なのは金額ではなく、まず始めることです。
目安としては、投資初心者なら月1万円から3万円、余裕がある方なら月5万円から10万円、手取り収入の10%から20%程度が一つの基準になります。無理のない金額で始めて、慣れてきたら少しずつ増やしていくのがおすすめです。
証券会社の選び方と始め方
ネット証券がおすすめの理由
NISAのつみたて投資枠を始めるには、ネット証券が最もおすすめされています。その理由は、取扱商品数が豊富であること、ポイントサービスが充実していること、手数料が安い傾向にあることです。クレジットカードで投資信託の積立決済ができ、ポイントも貯まるため便利です。
銀行は取扱商品数が少なく手数料が高くなりがちというデメリットがあります。対面型の銀行や証券会社は担当者に直接相談できるメリットがありますが、手数料が高くつく傾向があり、金融商品の営業を受ける可能性もあります。
NISAのつみたて投資枠は株式投資のように頻繁な売買判断が不要なため、ネット証券でも難しくありません。
最初の1歩は何を買えばいい?
投資初心者なら、まずは投資信託から始めることをおすすめします。投資信託を購入する際は、投資信託説明書(交付目論見書)を通じて、どのような資産に投資し、どのように運用され、どれくらいの運用成果を目指しているのかを理解し、自分の目的に合ったものか購入前に確認することが重要です。
特に、全世界株式インデックスファンドや米国株式インデックスファンドは、シンプルで分散効果も高く、初心者向けです。米国株は高い成長性、多様な投資対象、そして危機への耐性が魅力とされています。
まとめ 資産形成の第一歩を踏み出そう
資産形成は決して難しいものではありません。重要なのは以下の3つです。
1つ目は「長期・積立・分散投資」の原則を守ること。 複利効果を活かし、ドル・コスト平均法で購入価格を平準化し、複数の資産に分散することでリスクを抑えられます。
2つ目は余裕資金で無理なく始めること。 生活に影響が出ない範囲で、月1000円からでも始められます。
3つ目は継続すること。 日々の値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で運用を続けることが大切です。
「完璧を目指すより、まず始めることが大切」です。10年後、20年後の自分のために、今この瞬間から行動を起こしてみませんか。将来への不安を希望に変える第一歩、それが資産形成です。あなたの豊かな未来のために、今日から始めてみましょう。


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