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投資初心者が月1万円から始める資産形成のリアルな体験談と成功のコツ

A person using a laptop computer on a desk

「投資って怖い」「お金持ちがやるもの」「ギャンブルみたいで損しそう」

数年前の私も、まさにそう思っていました。ごく普通の会社員で、投資とは無縁の生活を送っていたのです。

でも今、振り返って思うのは「あのとき一歩踏み出してよかった」ということ。月1万円という小さな金額から始めた投資が、将来への不安を軽くしてくれました。

この記事では、投資初心者だった私の体験をもとに、つみたてNISAやiDeCoの始め方、長期投資で大切な考え方をお伝えします。専門用語もできるだけ噛み砕いて説明しますので、投資デビューを考えている方はぜひ最後まで読んでみてください。


目次

なぜ今、資産形成を始める人が増えているのか

老後2000万円問題が突きつけた現実

私が投資を意識し始めたきっかけは、ニュースで話題になった「老後2000万円問題」でした。

年金だけでは老後の生活費が足りないという報道を見て、正直ゾッとしました。現在の年金制度では、現役時代の収入の約6割程度しか受け取れないと言われています。月収30万円だった人が、年金生活では月18万円でやりくりしなければならない計算です。

銀行預金だけでは資産が目減りする時代

さらに追い打ちをかけるのが物価上昇、いわゆるインフレです。

定期預金は元本が保証されていて安心感がありますが、金利は非常に低い状態が続いています。一方で物価が上がり続けると、同じ金額でも買えるものが少なくなっていきます。つまり、お金を銀行に置いておくだけでも、実質的な価値が下がってしまうリスクがあるのです。

「このままではまずい」と感じながらも、投資への一歩を踏み出せずにいました。


投資初心者が最初に知っておきたい大切な考え方

リスクとは「危険」ではなく「不確実性」のこと

投資を始める前、私は「リスク=危険」だと思い込んでいました。

でも実は、投資の世界でいうリスクとは「不確実性」という意味なのです。価格が上がるか下がるか、どうなるか分からない状態を指しています。収益の振れ幅が大きいことを「リスクが高い」と表現するわけですね。

この考え方を知ったとき、投資への見方が変わりました。適切にリスクを取れば、リターンも期待できる。銀行預金だけに頼るのもまた、インフレリスクという別のリスクを抱えているのだと気づいたのです。

余裕資金で始めることが鉄則

投資で絶対に守るべきルールがあります。それは、生活費とは別の余裕資金で行うこと。

仮に失っても生活に影響が出ない範囲のお金で投資を始めることが大切です。私の場合、まず家計を見直して、毎月1万円を投資に回せる状態を作りました。


投資初心者におすすめの3つの方法

つみたてNISAで始める長期積立投資

私が最初に選んだのは、つみたてNISAでした。

つみたてNISAとは、年間40万円までの投資で得た利益が最長20年間非課税になる制度です。対象商品は金融庁の基準を満たした長期投資向けのものに限られているため、初心者でも安心して選べます。

私は全世界株式のインデックスファンドを選びました。これ一つで世界中の株式に分散投資できる商品です。毎月決まった金額を自動で積み立てる設定にしておけば、価格が高いときは少なく、安いときは多く購入できます。この方法をドルコスト平均法といい、購入単価を平準化してリスクを抑える効果があります。

iDeCoで節税しながら老後資金を準備

投資に慣れてきた頃、同僚に教えてもらったのがiDeCo(個人型確定拠出年金)です。

iDeCoの最大の魅力は節税効果にあります。掛金が全額所得控除の対象になるため、所得税や住民税を軽減できるのです。例えば月2万円を拠出すれば、年収によっては年間数万円の節税になります。

ただし、原則60歳まで引き出せないという制約があります。老後資金専用の制度だと理解した上で活用しましょう。逆に言えば、強制的に老後資金を貯められる仕組みとも言えます。

高配当株で「お小遣い感覚」の投資体験

慣れてきた頃、私は高配当株にも挑戦しました。

高配当株とは、定期的に配当金を受け取れる銘柄のことです。年に数回、保有株数に応じた配当金が口座に振り込まれます。これが意外と嬉しいもので、「投資でお小遣いがもらえる」感覚がモチベーションになりました。

ただし注意点もあります。業績が悪くなれば減配や無配になるリスクがあること、また配当に注力する企業は株価の急上昇が起こりにくい傾向があることです。一つの銘柄に集中せず、複数に分散することでリスクを抑えましょう。


長期投資で成功するための実践ポイント

分散投資でリスクを抑える

投資の基本は「一つのカゴに卵を盛るな」という格言に集約されます。

資産を一つの商品に集中させると、その商品が値下がりしたときに大きな損失につながります。株式、債券、投資信託など、値動きの異なる複数の資産に分けて持つことで、リスクを抑えながら運用できるのです。

複利効果を味方につける

長期投資の最大の武器は複利効果です。

複利とは、元金だけでなく、その利益にも利益が付く仕組みのこと。例えば月3万円を年利5%で20年間積み立てると、元本720万円が約1,233万円になります。この500万円以上の差が、時間をかけて得られる複利の力なのです。

暴落時こそ冷静に継続する

投資を始めて半年ほどで、私はコロナショックを経験しました。資産が2割近く目減りしたときは「やめておけばよかった」と後悔しました。

でも、長期投資では短期的な値動きに一喜一憂しないことが大切です。結果的に市場は回復し、あの暴落は「安く買えるチャンス」だったと今では分かります。


証券会社の選び方と口座開設の流れ

ネット証券を選ぶメリット

私は最初、銀行で投資を始めようとしました。でも取扱商品が少なく、手数料も高いことに気づいて、ネット証券に切り替えました。

ネット証券は手数料が安く、商品の種類も豊富です。クレジットカードで積立投資ができてポイントも貯まるなど、使い勝手の良さは銀行とは比べものになりません。NISAのつみたて投資枠を始めるなら、ネット証券がおすすめです。

口座開設は意外と簡単

口座開設に必要なのは、本人確認書類とマイナンバーカードだけ。オンラインで申し込めば、1〜2週間で取引を開始できます。

最初に何を買えばいいか迷ったら、全世界株式や先進国株式のインデックスファンドから始めてみてください。一つの商品で幅広く分散投資できるので、初心者にぴったりです。


まとめ 小さな一歩が未来を変える

投資を始めて数年たった今、心から「始めてよかった」と感じています。

資産が増えたことも嬉しいですが、それ以上に将来への不安が軽くなったことが大きな収穫でした。完璧を求めず、月1万円からでも始めてみてください。20年続ければ、それだけで大きな資産になります。

投資は余裕資金で行い、リスクを理解した上で自己責任で判断することが大切です。 この記事はあくまで個人の体験談として参考にしてください。

もし少しでも「やってみようかな」と思ったなら、まずは証券口座の資料請求から始めてみませんか。小さな一歩が、あなたの豊かな未来への扉を開いてくれるはずです。

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この記事を書いた人

2代目たたき上げ社長です。経営者と社員の狭間で苦しんだ経験から、中間管理職の孤独や板挟みの辛さを痛感しています。上司と部下、理不尽な要求、成果への重圧に悩むあなたに寄り添い、解決のヒントを発信します。

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